支援組織
居場所がない子供たちを支援する組織があります
「トー横キッズ問題」「グリ下問題」と呼ばれる社会現象があります。トー横、グリ下とは、家庭に居場所がなく家出した10代の少年少女が集まり、問題行動が発生している場所のことを指します。
これらの少年少女たちは、家庭環境が不安定、学校に居場所がない、虐待を受けている、貧困などの問題を抱えていることが多いです。
帰る家がなく、路上で寝たりネットカフェで寝泊まりする若者が多く、健康管理や食事が不十分で、精神的・肉体的に追い詰められるケースもあります。
犯罪・非行の温床とも言われており、一部の反社会的勢力や悪質な大人が近づき、性被害や犯罪に巻き込まれることもあります。
この問題に対し、NPO団体が支援活動を行っています。
民間団体・NPOによる支援
- NPO法人 BONDプロジェクト 東京都
特に10代の女の子を対象に支援。家出・虐待・DV・性被害などの相談を受け付け、一時保護や生活支援を行う。LINE相談も可。 - NPO法人 サンクカシャ 東京都
15~25歳の若者の相談を受け付け、住居や仕事のサポートを行う。 - NPO法人 カリヨン子どもセンター 東京都
家出・虐待を受けた子ども向けのシェルター提供。 - NPO法人Living in Peace 東京都
児童養護施設出身者支援。 - NPO法人 子どもセンター「パオ」 愛知県
関西エリア中心。家出した子どもや若者が安心して過ごせるシェルターを運営。 - NPO法人D×P(ディーピー)大阪府
10代・20代の若者向けLINE相談窓口「ユキサキチャット」を運営
└ユキサキチャット - 公益社団法人 日本駆け込み寺 東京
新宿区歌舞伎町に所在。生き方に悩む電話や、直接の訪問で相談を受ける。
緊急時の連絡先
- 警察相談専用電話「#9110」(危険な状況にある場合)
- 子ども・若者110番(法務省):0120-007-110(無料・秘密厳守)